『シェイクスピア・ソングズ』　イアン・ボストリッジ、アントニオ・パッパーノ

シェイクスピア・ソングズ
イアン・ボストリッジ、アントニオ・パッパーノ

シェイクスピア・イヤーの記念企画。テノール歌手ボストリッジと、ピアノ伴奏の達人でもある指揮者パッパーノによるシェイクスピア関連歌曲集。
　ボストリッジにとってシェイクスピアは「人生の一部」と呼ぶほどに大切な存在ということで、すでにブリテンの『真夏の夜の夢』やアデスの『テンペスト』で素晴らしい歌唱を披露していますが、今回のアルバムでは更に多彩な音楽、シェイクスピアにインスパイアされた年代も国も違う作曲家たちの作品が歌われています。
　フィンジ、ブリテン、バードといったイギリスの曲や、コルンゴルトやストラヴィンスキー、プーランクなど、ほぼ4世紀に渡る作品を収録。また、伴奏には、彼らの友人であるリュート奏者エリザベス・ケニー、フルーティスト、アダム・ウォーカー、ヴィオラ奏者ローレンス・パワー、クラリネット奏者マイケル・コリンズも加わっています。


【収録情報】
● フィンジ:歌曲集『花輪を捧げよう』 Op.1
● バード:『カリーノ・カスチュラメ』
● モーリー:『そいつぁ、恋する若者と彼女』
● ジョン・ウィルソン:『もうその唇はみせないで』
● モーリー:『おい、俺の彼女』
● ロバート・ジョンソン:『蜂が吸うところで私も吸う』
● ロバート・ジョンソン:『五尋の深い海底に』
● シューベルト:『シルヴィアに』
● ハイドン:『彼女は決して恋心を語りませんでした』
● クィルター:『来たれ、死よ』
● アイヴァー・ガーニー:『緑の木陰で』
● ウォーロック:『花開く嫁取り時期』
● ウォーロック:『スイート・トゥウェンティ』
● コルンゴルト:『デスデモーナの歌』
● コルンゴルト:『道化の歌』より『来たれ、死よ』
● コルンゴルト:『道化の歌』より『失敬、悪魔殿』
● プーランク:『ファンシー』
● ブリテン:『ファンシー』
● ティペット:歌曲集『アリエルのための歌』
● ストラヴィンスキー:『聴くための音楽なのに』
● ストラヴィンスキー:『五尋の深い海底に』
● ストラヴィンスキー:『春』
● 作者不詳:『雨が毎日降るからさ』

　イアン・ボストリッジ(テノール)
　アントニオ・パッパーノ(ピアノ)
　アダム・ウォーカー(フルート)
　ローレンス・パワー(ヴィオール)
　マイケル・コリンズ(クラリネット)
　エリザベス・ケニー(リュート)

　録音時期:2016年2月7,9,11日
　録音場所:St.Judes Hampstead Garden Suburb
　録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)レットも付属するという非常に豪華なものとなっています。